kanra shop | 京都から日本の工芸を発信するホテル

2021/12/10 13:21

こんにちは、ホテル カンラ 京都の杉山と申します。 京都は、紅葉の見ごろも終わりに近づき冬の寒さを感じるようになってまいりました。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回は、ホテル カンラ 京都でも取り扱い数の多い陶磁器、その中でも「京焼・清水焼」に関してご紹介いたします。 【京焼・清水焼とは?】 各地に残る「〇〇焼き」と呼ばれる陶器。 色々な地域のものが多々ありますが、京都の「京焼・清水焼」を耳にした事がある人は 多いのではないでしょうか。

京焼とは、東山と呼ばれる地域で作られたものを指し、 清水焼とは、元々清水寺参道近くで作られたものをそう呼んでいました。 京都にはかつて様々な「〇〇焼き」があり、 包括して「京焼」と呼んでいましたが、 悲しいことに今日に残るは清水焼のみとなり、ほぼ「京焼=清水焼」というイメージになったというわけです。 【特徴がないことが、特徴】 「京焼・清水焼」には、実は特に決まった特徴があるわけでなく、 様々な技法や原料がミックスされています。

それは京の都がかつては日本の中心であり、日本中から人と文化が集積する場所であったことが背景に。 京都では陶器に良い土も取れなかったそうで、使われるのは別の土地の土が多かったようです。 茶道などの文化の隆盛も後押しし、 京都に集まってきた選りすぐりの陶工達の技術は、更に磨かれていきました。 「京焼・清水焼」の多くに見られる陶器の薄さは、 京都という都であったこと、あまり陶器向けの土が取れないという外的要因によって産み出された1つの特徴なのかもしれません。 【ホテル カンラ 京都で取り扱っている陶磁器】
ホテル カンラ 京都本館1F カンラショップで取り扱っている陶器は、京都で活動されている方の作品を多く取り揃えております。 同じ京都で作っているとはいえ、それぞれ全く異なり、しかし個性のある作品ばかり。 背景にはその作家さんの人生がどんなものであったか、自ずと作品にも出たりするものです。 作品を見ながら、少しその人がどんな人か、想像してみるのも楽しいかもしれません。 オンラインストアではそのごく一部を販売しておりますが、京都に来られる際はぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ。 本館1Fカンラショップは宿泊の方でなくても、ご自由にご覧いただけます。 皆様にお会いできること楽しみにしております 。
ホテル カンラ 京都
杉山 健太

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